1997年、11月8日にヘリコプターで南駒ヶ岳・百間なぎ方面を遊覧出来る機会があり、早速搭乗して少し写真を撮ってきました。
 残念ながら頂上及び稜線上空飛行という形までにはなりませんでしたが、山からもまた麓からも見られない角度からの南駒ヶ岳の様子に触れることが出来ました。


時間がかかるかもしれません。すみません。

 これが当日フライトしたヘリコプターですが、前にはパイロットの他に1人、後ろには4人ほど搭乗出来るもので、あまり大きくはない機体でした。当日は操縦士の横(つまり前の席)に乗り、秋の空を飛ぶことができました。

 下の大きな赤い屋根は果物の選果場です。梨やリンゴなどの特産物がここに集まって品種・規格によって選別されて全国へ出荷されていく場所です。この日はここの駐車場がヘリポートになりました。西の方向、遠くに中央アルプス「南駒ヶ岳」が見えています。さあフライトです。

 手前の山が飯島町から一番近い「里の山」です。これを越えて機体はどんどん中央アルプスに向かって行きました。里の山は紅葉がどんどん進んでいて非常に綺麗なものでした。  

 ひとつの山を越えると更に里の山が奥へ奥へと繋がっていきます。通常は見ることのできない奥の山の姿を上空から眺めることが出来ました。こうして見ると、その奥深さを実感します。  

 中央アルプスはもう目の前に迫ってきました。この山を越えればもう南駒ヶ岳が目の前に姿を下の方まで見せることになります。  

 南駒ヶ岳が目の前です。大崩壊の「百間なぎ」(ひゃっけんなぎ)の様子が麓からとは違って、さらに良くわかります。厳しい状況が手に取るように分かります。  


その2へ続く