9、おまけのページ <だれでもできる・手作り一品>
 J“ユリ”を育てて楽しもう

 わが国はユリの国です。
  北海道のエゾスカシユリ、沖縄のテッポウユリまで、各地に美しいユリの野生が見られます。
  世界の野生ユリの中で、もっとも大きな花を咲かせる山百合。そして、もっとも美しいユリと折り紙をつけられたササユリ。このほか、カノコユリ、オトメユリなど、日本のユリは欧米の人たちにとって、あこがれの花であったと言われます。
  近年、日本のユリをもとに、欧米で盛んに品種改良がおこなわれ、新しいユリが次々と登場し、輸入されて、広く市販されています。

オリエンタル系・・・・・ ヤマユリを中心に、ほかのユリを交配
                 して生まれたグループです。
花は大輪で、純白色のカサブランカが有名です。純ピンクのル・レーブ、桃赤色のスター・ゲザー。最近はイエロー・カサブランカのような黄花種などが市販されています。
・このグループのものは、半日陰地向きで、7月が花時です。

☆ アジアチック系
     
スカシユリに各種のユリを交配して改良した系統で、家庭でも育てやすいユリです。
     ●サムール(ピンク)    ◎サムールとダズールは、鉄砲ユリとアジアチックの交配です。
     ●ミレラ  (オレンジ)   
     ●アマロネ(赤)       ◎左の4種類とも、オランダから輸入。日なたを好みます。
     ●ダズール(黄色)

☆ オーレリアン系

      中国原産のリーガルユリの交配です。テッポウユリ型の黄色花を咲かせます。

◎ <栽培のポイント>

  ユリは秋植え球根ですが、他の球根類とかなり性質が異なり、これを知ることが大切です。








 上根と下根がある・・・ユリは茎の土中にある部分から根を出します。これを上根といい、養分を吸収する根です。下へ出る根は養分を吸収しません。球根の上に球根の4倍以上の土がかかるようにするのがポイントです。
 
毎年掘らない・・・4年間植えっぱなしにします。4年目の10月頃植え替えします。
 
肥料・・・芽が出てから、そのまわりへ即効性化成肥料を追肥すると効果的です。芽が出たときと、花後の2回追肥します。
 葉を大切にする・・・葉で光合成をして球根が育ちます。切花にする時には、茎の下半分は残す事です。
 
アブラムシの駆除・・・ウイルス病を媒介するアブラムシの駆除を行なう事が大切です。
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