摺鉢窪カール2


 これは小屋の南東部15m位のところの崩落が始まっている部分です。
 毎年少しずつ崩落がカールを削っていきます。以前この小屋に一人で泊まったとき、夜に石が転がり落ちる音が聞こえた時は、不気味な感じもしました。
 麓の飯島町からはこの大崩落が良く見えますし、カールの小屋が崩落地帯の本当に「きわ」にポツンとあるのが小さく見えます。
この崩落は麓の川や飲料水に大きな影響を与えることもあるものです。
 すぐそばまで行って崩落をのぞき込むとその規模のものすごさに驚くとともに、若干の恐怖心が起こります。

 これが小屋(無人)の周辺です。
 それほど大きな小屋ではありませんが、すし詰めすれば60から70人位は可能な感じです。(もっとも考えてみれば、ここにそんなに泊まるわけがありませんが・。)
 窓はないので戸を閉めれば中は真っ暗。(壊れた隙間あかりを除いて・・・)ですから、以前に1人で宿泊したときは、とにかく真っ暗な外の音も少ない世界で、非常に寂しい夜だったことを思い出します。
 現在は一部壁がはげたりしていますが、宿泊には問題のない状態となっています。(小屋の下に部品や板が置いてあるので、親切な方は修理してもらっても・・)
 ですが、何度も書きますがこの周辺には常時の「水場がありません」。(自然状況で大雨などでの水はあり得るかもしれませんが・・・。)この点、特に注意しないといけないです。それがこの摺鉢窪カールでの弱点でもありますが、水道を引くわけにもいかないのは勿論不可能・・・、雨水をためる施設もないし。
自然のことでもあり、やはり自然に従うしかありません・・。
 きっと水場があればもっと多くの人が訪れ、泊まって、この世界を味わっていくのだろうと思いますが・・・やはり自然は強い。

もうすぐカールを出ます