ZARDライヴDVDの概要と感想                        HPへ戻る

 昨年行われた、ZARDのライブツアー"
What a beautiful moment"のDVDが6/8発売されました。
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僕はこのツアーに、2回(名古屋センチュリーホール・武道館)参加し、感動したひとりだったので、DVD発売を心待ちにしてましたが、
ようやくそれが実現されました。
このDVDの概要と感想を書いてみました。

まずは、さわりで全般について書きます。
ツアーは、3月の大阪から始まり、追加・再追加公演を含め、9会場11公演行われました。
DVDには、3月の東京国際フォーラムをメインに構成され、他会場のドキュメント映像も織り込まれています。東京国際フォーラムをメイン
とした理由はわかりませんが、相対的に内容がよかったんでしょう。(ファンの声を聞くと、声の調子がもっとよかった公演もあったようですが・・・
個人的には名古屋の出来がすばらしかったと思ってます。)
坂井さんは立ち位置をほとんど変えず(たまにいすに座る程度)に歌っているため、カメラアングルもほとんど同じで、ちょっと物足りないと
思っている人いるかな。
ただ、ライヴ会場は全般的に暗く坂井さんの表情やしぐさがよく見えなかった僕にとっては、それがしっかり見られてよかったです。
演目のうち、DVDに収録されなかった曲は、「眠れない夜を抱いて&IN MY ARMS TONIGHT」メドレーと「かけがえのないもの」(武道館のみ)
の3曲で、ちょっといやかなり残念です。 

オープニングは、実際のライヴと同じように「永遠」のWhat a beautiful moment Tourバージョン(シングル「かけがえのないも」に収録)にあわせ、
シングルディスコグラフィが写しだされる。 そして、いよいよ「揺れる想い」が始まる。
多少自重気味というか、硬い感じですがスタートにしては声はそこそこ出てますね。 そしてMC「はじめまして ZARDのライヴにようこそ最後まで
楽しんでいってください」
実際にはこのあと「眠れない夜を抱いて&IN MY ARMS TONIGHT」メドレーが入るが、DVDではカット。(残念)
「この愛に泳ぎ疲れても」「もう少し あと少し・・・」と続く、このあたりから声の調子もよく、坂井さん本来の迫力ある歌声が聴けます。(ライヴの生演奏
にはかないませんが) 続いて、 「あの微笑を忘れないで&世界はきっと未来の中」メドレー。「あの微笑〜」の入りではちょっと失敗したのか、
表情に出してます。 そして、ここでリハーサル映像が入ります。 

つぎのセクションは、僕がライヴで最も気に入っている、アコスティックサウンド集で「You and me(and...)」「もっと近くで君の横顔見ていたい」
「明日を夢見て」「瞳閉じて」
です。 伴奏が、ピアノまたはアコスティックギターのみ(主体)であり、坂井さんの歌唱力の真価が問われるところですが、
実力を十二分に発揮され、凄いというかいい意味であきれてしまいました。 とくに、「もっと近くで〜」は一番のお気に入りです。CDとは違って、声量や
感情の入り方がぜんぜん違います。

ここで、初日大阪公演のドキュメント映像。
続いて「心を開いて」「あなたを感じていたい」「愛が見えない」
「あなたを〜」は、映像効果で魚眼レンズをとおして見たような映像になっている。「愛が〜」は、テンポの速い16ビートの曲なので、生で歌うのはどうかな
と思ってましたが、難なく歌っています。(2番の出だしがちょっとつまずいたけど)

ここで、3〜4月公演のドキュメント映像。 
続いて「Today is another day」 曲の途中で拳を突き上げ「フゥー」と言うところ数少ないパフォーマンスのひとつかな。
次にお待ちかねのMCですが、「え〜」と言いかけたらちょっとトラブル。次の曲の伴奏に入ってしまう^^ 伴奏が止んだあと「失敗」と照れ笑い。 
3/9は3公演目ですが、MCの位置を思考錯誤で変えているため間違ったようでした。(以降「You and me(and...)」の後が定位置となる)
MCの内容は定番の「私は、言葉・詩を大切にしてきた」というものです。会場からは、「今日は違うことしゃべって」と突っ込まれるが、動じずマイペースで話す
坂井さん。(立派?) つづいて「来年の夏も」

ここで、5〜6月公演のドキュメント映像。
「My Baby Grand〜ぬくもりが欲しくて〜」「君がいない」と続いたあと、もう一人(ダブルキャストのため3/9にはいない)サックスプレーヤ「勝田一樹」さんを紹介
するために、パシフィコ横浜国立大ホール(4/8)の「Today is another day」がフルで入る。「Today is〜」は好きだし、勝田さんの演奏も見たかったので、同じ曲
を2回入れるのはいいことだけど、収録しなかった曲がDVD容量上の問題だったのなら、ちょっと残念。
「マイフレンド」一番の最後、音をはずしてしまう。
「負けないで」やっぱり、最高に盛り上がる。サポメンの動きもよく見える。
これで、本編終了。「今日はどうもありがとうございました」といって、坂井さんは退場。

最終公演、武道館のドキュメント映像。 

<アンコール>
インストゥルメンタルの演奏に合わせサポメンの紹介。もともと、ZARDは坂井泉水を中心とするユニット(プロジェクト)名なので、サポメンというよりメンバー(曲ごとに
変わる)といった方が正しいと、個人的思う。
総勢17人という豪華メンバーによる演奏は、見ごたえがある。「坂井さんが紹介しないのはおかしい」という意見もあったが、ひとり一人の演奏がじっくり見られこれは
これでいい。  この間、坂井さんはお色直し(^^?)等に時間かけていたらしい。(FC会報本人談)
「Good-bye My Loneliness」
◇大賀好修 エレキ&アコスティックギター そして バンドマスター&アレンジャー
 結構目立っているなと思ったら、バンドマスターであった。演奏パフォーマンスも絵になる。この1月名古屋のガーネットクローのライブを見にいったときも、ノリノリの演奏
 を披露されていた。自身は、大楠さんらとOOMを結成し活動中。
◇大田紳一郎 アコスティックギター&コーラス
 ギターはもとより、コーラスに定評(ZARDのレコーディングに多数参加)がある。今回「負けないで」等のコーラスはインパクトがある。自身は、徳永暁人(ZARDの作編曲
 を手がける)さんらと、doaを結成し活動中。
◇デイビット・カールトン・ブラウン ドラムス
 倉木麻衣・ガーネットクロー等のツアーのドラマーとして参加。 彼のドラムは生で、3度聴いているがノリがいい。
◇鈴木ひさつぐ サックスホーン 6公演参加
 hillsパン工場のTHURSDAYライブ等に多数参加
 (勝田一樹 5公演参加 現在DIMENSIONにて活動中)
◇麻井寛史 ベース
 愛内里菜、稲葉浩志等のライブツアーに参加、ZARDのレコーディングでは「かけがえのないもの」に参加 


「君に逢いたくなったら・・・」
◇古井弘人 キーボード
 ガーネットクローのリーダー、キーボードそのものの演奏技術もさることながら、派手なパフォーマンスの虜です(^^) 踊っている。これ見たさに、ガーネットのライブに
 いきました。(まあ他の理由もありますが、ゆりっぺ「中村由利」嬢のフェロモンとか^^)
 ZARDの曲のアレンジも多数手がけている。
 余談ですが、僕のリサーチが正しければ、彼の生年月日は坂井さんと1日違い。もっと若いと思っていた(坂井さん深い意味はありません^^)
◇岡本仁志(仁) エレキギター
 彼も、ガーネットクローのメンバー。生でもみましたが演奏は、割とおとなしい感じですね。 ガーネットのほか、ソロでもアルバムを出す実力派。
◇SATIN DOLL コーラス
 Megu、Miki、Kayoの女性3人組、倉木さんのライブやレコーディングに参加。透きとおった声が魅力的。容姿についてはコメントを控えます。
◇車谷啓介 パーカッション
 三枝夕夏INdbのリーダ&ドラマー。いろんな人のライブ等で、ドラムまたはパーカッションをこなす。夕夏INdbのライブDVDを持っているが、ドラムの腕もいい。
◇大藪拓 マニピュレータ
 同じく、三枝夕夏INdbのベーシスト。ベースのほかに、マニピュレータとして、いろんな人のライブやレコーディングに参加。
 彼は、いつもサングラスをしていて、ちょっと怖い印象をもつが、ZARDのライブでは、サングラスを外した素顔を見せている。 

「きっと忘れない」
◇大楠雄蔵 キーボード
 愛内さん、三枝さんのライヴに、参加している。ピアノを含めいいパフォーマンスを見せてくれている。 自身は、大賀さんらとOOMを結成し活動中。
◇高久知也 バイオリン
 音楽家の家系で育つ。 愛内さんのライブにも参加。
◇岩井勇一郎 アコスティックギター&コーラス
 三枝夕夏INdbのギター&コーラス を担当。アコギがメインと思っていたが、INdbではエレキギターもがんがんこなす。コーラスにも定評がある。最近作曲では、「雨が降り
 出す前に(今日はゆっくり話そう)のc/w」をZARDに提供。
◇綿貫正顕 エレキギター
 ロン毛が印象的なプレーヤ。多数アーティストのライブやレコーディングに参加。ライターとしても活躍しており、ZARDには「MIND GAME」等を提供。
◇岡崎 雪 コーラス
 愛内さん、三枝さんのライブに参加。今ライブでは、映る機会が少なくて残念。三枝さんのライブ(DVDで確認)では、目立つ位置で時折ソロで歌うシーンがあって、安定
 した コーラスをされています。
以上、総勢17名(+サックス1名)の紹介でした。僕のリサーチ力不足で、短文になった方ごめんなさい。

そして、DVDにはないが忘れてならないのが
◇坂井泉水 ボーカル、プロデューサ&ディレクター
 説明は要りませんね。気になるプライベートのことはオフィシャルでも教えてくれません。 

アンコールが始まる。
「Pray」大阪フェスティバルホールの映像
緊張した面持ちで、白っぽいカーディガンを着て坂井さん再び登場。
前方のモニター(多分、歌詞が出ている)を時々見るのがよくわかります。歌詞を忘れたというよりも、間違えるのを恐れて見ながら歌っていたんでしょう。
余談ですがこの曲は、ある海外のファンサイトのアンケートでZARD2004のベストソングに選ばれてました。さらに、海外のファンもDVDの発売を首を長〜くして待っていました。
ライブに複数回足を運ぶコアな人もいましたが、ほとんどの方が来られなかったので、日本より若干遅れてですが、DVD を手にして感動してます。

「止まっていた時計が今動き出した」この曲から、映像は各会場を交互に映し出す。(武道館が多めかな)
往年のBeingサウンドを彷彿する曲で、とても気に入ってます。ご存知の方が多いと思いますが、作曲はガーネットクロウの中村由利さんです。最初これを知ったときは以外で
したがこれだけで、ガーネットのファンになりました。 キーを半音下げている分、低音がやや苦しそうで、CDとちょっと違う感じがしました。

そして、最後の曲「Don't you see!」’最後の曲になりました’とMCが入る。
この曲は、ライブのラストにふさわしい曲で、会場全体が一体になってます。歌い終わり「今日は、どうもありがとうございました。また会いましょう」と言った後、結構長めにお辞
儀をして左手をちょっと上げて、退場されました。

エンディングは、「かけがえのないもの」「今日はゆっくり話そう」のBGMに合わせ、スタッフの紹介。数え切れないほどの人が携わっていたことが、よくわかります。そんな中の
SPECIAL THANKSに、「WEZARD Members and...You!!!」と入っていてちょっとうれしくなった。