国際郵便                                                                  kunioのHPへ戻る

     

 インターネットが普及し、国内はもとより海外の方ともE−Mail等で気軽にコミュニケーションできるようになりまし
た。私も何人かの海外の友人とメール・掲示板・チャット等で、話すようになりました。そんな彼らは日本に興味が
あり日本でしか手に入らないものを(雑誌程度ですが)送ってほしいと頼まれること(パシリかな^^)や、オークション
で海外在住の日本人の方に荷物を送る機会が増えたので、それらの経験からポイントをまとめてみました。
 概略のみ記載しますので、詳細はリンク先を参照してください。 国によって取扱い条件が異なりますし、国内と
違って多少リスク(紛失事故等)もあるようですのです。

1 郵便物の種類
  はがき
   国内ないとほぼ同じ内容で、全世界同じ値段
    航空便(Airmail)70円、船便(Surface)60円 (SALはない)
  
  書状 ・・・いわゆる手紙(信書)
   定形  国内と同じ規格
   定形外 定形を超える大きさ、雑誌等も送れる
   重さ、大きさ、地域、輸送方法によって値段が変わる

  印刷物 (Printed Matter又はImprime)・・・書類や雑誌など
   重さ、大きさ、地域、輸送方法によって値段が変わる
   
原則として開封できる状態(封をしても開けて中身をチェックされることもある)、とじてある雑誌等は封を
   してよいそうです。

  
小形包装物(Small packet又はPetit Paquet)・・・書状・貴重品以外の小形の物品を安く送れる
   重さ、大きさ、地域、輸送方法によって値段が変わる(印刷物と同じ料金)
   封印してよい、課税の有無にかかわらず
関税告知通知書(中身の内容、数量、価格)の提出が必要。郵便局
   でくれます、記入はさほど難しくありませんが、商品名は英語表記なので事前に調べておいた方がいいです。

  EMS (国際スピード郵便)
   多少料金は高い(900円〜)ですが、書状から小形物品まで最も早く確実に送れ、荷物の配達状況確認や補償
  もついています。発送用ラベルと専用の無料パッケージ(使わなくてもよい)が郵便局にあります。
   また
関税告知通知書インボイスが必要です。(国により必要なもの部数が違います。)
   香港に送ったときは、インボイスを事前に用意(
エクセルシート)していき、ラベルを記入すれば関税告知通知書
  は複写で作成され、それだけで済みました。

  国際小包 (Postal parcel, Colis postaux)・・・大きな物品を送るとき
   省略

2 輸送方法
  到着日数は現地の事情にもよりさらにかかる。

種 類

到着日数 

備  考 

EMS

1〜3日  最も速いが高価 

航空便

3〜6日 一般的

 SAL
(Surface Air Lifted)

6〜13日 航空機の空きスペースを利用するので少し遅いが料金を節約できる。
先日、香港宛に初めて利用しましたが3週間ぐらいかかるかもしれない
と言われましたが12日目に届きました。
ちなみに郵便局の人はサル(SAL)と言ってました。

船  便 

1〜2ヶ月  時間がかかるが安い(定形外の場合なぜか料金は高い)


3 料金
   ここでは、雑誌程度の物品を第一地帯(東アジア)へ送る場合の重さごとの料金比較です。
  種類によって、重さによる費用刻みが違うのでここにない途中の重さは、郵便局のHP等で確認して
  ください。
   用途(日数・コスト等)に合わせ最適なものを選んでください。 
 重さ(g)

定形外

印刷物・小形包装物   EMS 
 

航空便

船便

航空便

SAL

船便

航空便

  50

 220

 270

 120

 160   130 

 900

 100

 330

 270

 190

 160  130

 900 

 150

 510

 540

 260

 240   220  900
 300  780  1040   470   320   430   900 
 500  780  1040   750   480   430  1100 
1000 1450  1800  1450   880  770  1800 
2000 2150  2930 2150  1680  1080  3000
5000   × × ×  ×  ×  6000 

 
4 宛名の書き方 

 From Kunio ******
  @   *****,****,
        ******,*******

   Naganoshi,Naganoken
    
   381-****
,JAPAN




 
     切
     手

 





    B AIR MILE




      TO  名 前   
   A 
******,*******
     ******,*******
        Hong Kong


@差出人
 名前、建物名、番地、町、市、県、郵便番号、国名の順に記載
A受取人
 @と同様(先方から聞いたとおりに書けばよい)
B輸送方法
 Airmail、SAL、Surface を記載
Cその他
 印刷物・小形包装物の表示は、左上部か@の下に「Printed Matter又はImprime」、「Small packet
 又はPetit Paquet」を書く
 折曲げられるのが嫌な場合は、折曲禁止の「Please Don't Fold」等を余白に書く。(効果は?)

記載は両国でわかる言語なので基本的に英語(ローマ字)で書きます。
中国語圏では、漢字でも大丈夫のようです。香港在住の日本の方に出したときは大丈夫でした。
ちなみに、香港には郵便番号はありません。

 香港の方から頂いた例
  前記のフォーマットとは異なり、表に受取人、裏に差出人が書いてあります。こちらの方が日本
  と同じでわかりやすいですね。


5 雑感
  わからないことは郵便局で訊いて下さい。といっても郵便局や担当者によってはわからないことや、違うことを
 言われることもあります。雑誌を何度も送ってますが、印刷物でお願いしますと言うと、封を開けられることもある
 ので値段が同じなので、小形包装物の方がいいですよと言われそうしました。違う局では小形包装物でお願い
 しますと言ったら、印刷物でいいのではと言われたので、開封されるのがいやと言うと、表にBOOKと書いておけ
 ば大丈夫だと言われ、それでも小形包装物で言ったら、ちょっと嫌そうな態度(そう見えた)で対応してくれました。

  冒頭に書いたようにE-MAILは便利でいいですが、手書きのAirmail等をやり取りするのも人間味があっていいも
 んです。