リザーバータンクを製作

 アクアゲートを購入して、ラジエタータンクの冷却水注入キャップを見た時、「これって温度が上がって冷却水が膨張したら抜け道無いね」と感じて後々やろうかと考えていたことです。(車の冷却水と同じ方式)でも、これをやるには大きな問題がありました。
2005/2
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 これが最大の問題だったキャップ。元々付いてたアルミのやつを加工しても良かったのですが、いかんせん加工性が悪い(部品が小さい)のと、このアルミキャップはアクアゲートのケースと頭が面一(同じ)になるためバイプを出そうとすると複雑な加工をするか、PCケースに本体を設置してから差し込むと言う方法になり、とても難しいのです。それを解消するため、なんとしても「加工性の良い栓」を一般流通部品から探すのが大変でした! 金属で真中に穴があいてる部品でも良かったのですが、このくらい小さなネジになるとテーパーネジばっかで無いです。(´ヘ`)
 最終的にはアクアゲートのタンクに穴を開けるとか、ゴムキャップを自作するか、純正を旋盤加工と言う結論まで達してました(´д`;)
 そしてふと思い付いたのが、車のラジエターのドレンプラグ! あれはテーパーネジではなく普通のネジタイプで、ゴムパッキンで密閉するという代物。ネジには途中まで溝が切ってあるというお得付き!まあ、これですら小さめなカー用品店では置いてない物です。(´д`;) そして近くのカー用品店を迷走後、A店で発見! 見本をもってって、商品と比較。どうやら合いそうですヽ(´▽`)/

 その次に問題だったこの極細パイプ。これも重大な問題でした。あの小さなキャップの中に通すためなるべく細く、それでいて自由が利く物。これも難題でした。
 最初はストローを検討しましたが、あまり細くなく、大体が硬いので不向き。
 次に考えたのが同じくストローですが、ペットボトル用ストロー。これは柔らかそうでしたが太くて使用不可。
 何か合うのは無いのかと大型量販店を徘徊中、ふとペット売り場に行けば、ひよことか小さい動物に使われるのではないか、と行く途中の熱帯魚売り場でついに発見!ヽ(´▽`)/キター! これは水槽のエアーチューブで見た目を良くするためのもの。私もこんなものが売られているとは思いませんでした! 材質が塩ビなのでちょっと心配ですが、この際贅沢は言ってられません!基本的に圧力はかからないし、熱も熱帯魚に使うものであれば十分!熱膨張による膨張・縮小のみの冷却水が移動だけですから。

 実は、これを発見したのがキャップより先で、これの発見により、開発の実行が決定されました!

 リザーバーになるタンク。これは昨年できた量販店で以前から見かけていたフリーボトル。100cc入るタイプで、タイプにも細長、胴太タイプと様々。ただ子機に入れるため背丈は考えて買いました。

 とりあえず、仮付けしてみました。ネジのピッチもバッチリ合います! でもこのアクアゲートの注入口のネジはちょっとキツイので上手くドレンプラグを入れていかないと、ドレンプラグのネジが破損してしまいます。そこら辺は気をつけて!(´ー`)┌

 とりあえず加工完了の様子
栓の方は頭の余分な部分をニッパで切断。その後ドリルで穴あけ。内部になる部分から穴あけすると上手くいきます。穴はφ3.2でちょっとゆるいですが、φ3では狭すぎます。チューブの差し込む長さですが、あまり下にならないように。アクアゲート自体にも水位レベルの警告が付いているのでそれ以上に。かといって短すぎると、何かあって蓋を開けたとき吹き出る可能性があるので、私の場合はタンク上面から2.5cmくらいにしました。
 後は固定ですが、コーキング材が一番効果的なのですが、面倒だったので瞬間接着で固定(笑)
 タンクの方の加工ですが、アクアゲートからきたチューブは、タンクの側面から流入出します。何故横からかというと、もし液が無くなった時、キャップに付けてしますと下の部分を回してしまい、回しずらいからです。穴はφ3で開けますが、なるべく上の方に。というのも、基本的に、タンクとチューブは接着しません。これはアクアゲートを外すときにチューブを引き抜いて単品にする為です。
 キャップにも小さな穴を開けておきます。なるべく小さい穴です。もしもの転倒時、被害を最小限にする為です。この穴で大気開放になります。

 完成した様子。
 一応チューブを出す方向は決めていたのですが、穴の開ける位置は逆の方が良かったですね(;´▽`A``
 カバーをはめると 結構キワドイ曲がり方してます( ̄▽ ̄;)

アクアゲートを固定してタンク設置
大体この量が水温14℃のレベルになりました。

これが水温41℃の状態。15cc以上は膨張してる感じ!この膨張が前回まで密閉状態で行われていたなんてちょっと冷や汗モノ!(;´▽`A``
 今回の製作は予想どうりの出来栄えでした!ヽ(´▽`)/ やっぱりドレンプラグと極細チューブのおかげです♪
 これで夏の暑い時期も安心して駆動できます!
 リザーバーの容量もアクアゲートの倍くらいはあるので水減り時期も2倍伸びます! てゆうか、普通は減りません。減るのが早いのは漏れがある証拠!(;´▽`A``)