■ 安心の国産材

使う人の健康を第一に考えて、農薬処理された輸入木材や接着剤で固められたMDFは使いません。
学習机は小さなお子さまが使うものなので、原材料には特に気を使います。
 紙の机と木の机の違い
当たり前のことですが、工房楽木の家具は木材で作られています。
ところが、テレビCMで宣伝されているニトリや東京インテリアの安い学習机は、ほとんどの材質が木目を印刷した紙(MDF素材)です。
価格の差以上に、品質の違いが大きい商品です。
 国産材100%
机工房楽木の家具は、すべて国産材100%、信州の森林で育った木で作られます。
原木の丸太は森林組合の市場から直接仕入れます。
伐り出した山、伐採した人、出材した会社がすべて明確です。
 天然乾燥
地元の製材所で板や角材に製材して、トラックで自社に運び、天然乾燥させます。
何年も積み上げた状態で木材内部の細胞間のバランスが平衡になるのを待つので、自然な状態で仕上がります。
人口乾燥された木材は、サウナで水分を絞り切ったボクサーのように木が本来持つ良さが抜けてしまいます。
 使われる木の一例(学習机)

天板は温度湿度の変化で伸び縮みします。
その動きを受け止める専用のコマを使います。
硬くて天板に適したクヌギやコナラ。
昔から学校の机に使われてきました。
天板はコナラやクヌギなどの堅くて傷がつきにくいドングリ、耐久性のあるアカシアなどを使います。

脚はさまざまな里山の木を特性を活かして組み合わせて使います。

脚にはエノキやクルミ、サクラなど
特性に合わせてさまざまな木を使います。
組み手
永く使う学習机はしっかりとしたつくり。
木材の性質を生かした構造です。
■ 国産材認証

 NPO国産材より国産材製品として認定
『貴殿の取扱木材製品は特定非営利活動法人国産材の定める国産材認定基準に達しておりますので「日本の森林を育てる国産材製品」として認定し、国産材マークの使用を許可します。』
NPO国産材のHPは、こちらへ>>
認定書>>
■ 国産材・地域材を使う理由

住宅や家具を作るときに使われる素材は、コンクリート・鉄・合成樹脂・木などと選択の幅は広い。
これらの数ある素材の中で、木とそれ以外のものの違いは何でしょうか?
はっきりしているのは、木は自然に再生可能で、日本ならどこにでも身近にあるということです。
また、木以外の素材は化石エネルギーの助けがなければ生産も運搬も出来ません。
木は成長した期間よりも長く使うことで持続可能な使い方ができます。

ところで、日本で使われている木は、この長所を生かしているでしょうか。
輸入された木材は、移動するために多量のエネルギーを消費しています。
耐用年数の短い住宅や外国材ばかり使われている住宅が大変に多い。
どうやら、現在の木の使われ方は長所を生かしていないようです。

すこし視点を変えて考えてみましょう。
百年後、化石燃料が枯渇した時、木以外の素材で住宅を作ることの困難さを。
いや、木で作るのもたいへんです。運搬できない外国材は使えないのだから。

国内の木だって、誰が木を切ってくれるのだろう、どうやって山から出すのでしょう。
何とかなると思っていては大変なことになります。
需要が減ったら就労者はいなくなるのが当たり前です。
もちろん技術も失われる。
そうなることがもう目前に迫っています。

現在でも森林環境は深刻な状態におかれています。
だからこそ、地元の木を使いましょう。
身近な地域材を使って、身近な木こりを、製材所を、木工所をみんなで生かし続けましょう。
それは、近い将来、かならず自分や子孫のためになるのだから。
閉じる