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| 平成20年10月11日(土)〜11月9日(日) | |||
| 衣は歴史の流れと風土に適合しながら変化してきました。言い換えれば衣料としての織り・染めの技は我が国の風土と歴史に支えられながら現代に至っております。着物を着こなすには、その時代によって美意識や感性が異なりますが、着てみて快く素敵な感性が湧いてくることが何より大切なことではないでしょうか。それ故に時代にかかわらず織り手は伝統の技に加えて、自らの創意と意匠を凝らしてひたすら織り上げます。 衣が完成するまでには、大変な準備と工程を必要とします。まず原糸の生産があります。植物繊維では繊維作物の栽培、動物繊維では動物の飼育とそれぞれ長い期間と労力を要して糸の原料が得られます。そしてまだまだ糸にするまでには複雑な工程があります。たとえば絹糸の場合、生産した繭を一定量集めて高温で殺蛹、乾繭、さらに煮繭して必要な繊度に糸を抱合してようやく生糸となります。更に撚糸、糸染め、手繰り。機準備としての整経(せいけい)、綜絖(そうこう)、筬(おさ)通し。続いて製紋工程の図案、紋意匠図、紋彫り、紋編みなどが整って、ようやく製織に入ることが出来ます。長い期間精力を凝らして織り上げ、仕上げとして布張り、湯のしの整理があって布として仕上がります。着尺は更に柄合わせ、裁ち方そして技術の巧みな縫製者により初めて着物として仕上がります。最近個人の作家には、原糸の生産から織り上げまですべての工程を一人で行っている方々がおります。思いの篭もった美しい布を仕上げたいという強い信念と美意識にささえられて、複雑で手のかかる仕事にひたすらに精魂を傾けて染織されている姿にはただただ頭が下がります。 自動製織機で製織され、一定のサイズにそれぞれ規格化された洋装主流の現代にあっても、着物がただのファッションに終わらないのは、脈々と伝承された風土に根ざした技と共に、まとった着物を結ぶ美しく繊細な帯が一体となった正に日本人の美意識そのものの現れであるからでしょう。しかし工業化が進歩した現代では、手織の着物、製品は原材料の不足と高騰、後継者減少と高齢化などの厳しい環境にあります。このような時代にあっても、自ら進んで染織の世界に入った人達は自らの信念と美意識に支えられて黙々と独創性に富んだ見事な作品を作り上げています。 この度、独自に製作活動をされている染織のプロ及び将来プロをを目指している方々の独創的で優れた作品の発表の場として、新設された「織の財団」の主催の基に、長野県、駒ヶ根市、日本紬織物文化協会、信濃毎日新聞社、NHK長野放送局、SBC信越放送、NBS長野放送、株式会社テレビ信州、長野朝日放送株式会社の後援により「第1回現代手織物クラフト公募展」を開催いたしました。 北は秋田県から南は沖縄県までの20歳から76歳までの幅広い年齢層の方々が、着尺、帯、着物、タペストリーおよび、のれんなど160点以上の優れた作品を出品されました。染織の作家、専門家による厳正な審査により、59点が入選し、展示致しました。独創性のある織り手の思いの篭もった美しい見事な手織り作品をご鑑賞下さい |
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| 主催 織の財団 後援 長野県/駒ヶ根市/日本紬織物文化協会 信濃毎日新聞社/NHK長野放送局 SBC信越放送/NBS長野放送 株式会社テレビ信州/長野朝日放送株式会社 |
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