足湯は下諏訪寄り湖畔の間欠泉センターの隣にある。周辺には無料の駐車場もあり交通の便のよい所である。そもそも足湯とはなにか。簡単に云えば、衣服を脱がずに靴のみ脱いで裾を巻くって湯に入れる所である。上諏訪の足湯は出来てからまだ一年経っていない。丸太の柱に支えられた渡り廊下の様な屋根の下に温泉が流れる幅1メートルほどの池があり、池の両側に板張りのベンチがある。客は温泉の池に足を浸けベンチに腰掛けるのである。
なにしろこの温泉は腰掛けて足首だけをお湯に浸けて諏訪湖を眺めるだけである。なんにもすることがない。ただぼーっと湖を眺めるか隣の人とお喋りすることしかできない。手足を動かすことが趣味の人やなにかをやっていないと気が済まない人には不向きである。お喋り好きにはもってこいの場所と云える。
お喋りをしていると奥の方に座っていた団体が引き上げて行ったのでスペースが出来た。丁度見回りに来ていた係りの方からこちらの方が暖かいよと声が掛かり、座る場所を移動した。確かにお湯が流れ込む上流部のほうがお湯の温度が高く足全体がぽかぽか暖かくなって来た。下流部のぬるいお湯に浸かって居た勢もあるが30分ほど入ってしまった。
足首をハンカチで拭って靴下をはき、靴を履いて車に戻る。車に乗ってから気が付いた。足がぽかぽか暖かい。その暖かさが1時間ほど続いたのには驚いた。
この足湯はロケーションがいい。足湯の芝生の先に遊歩道があり、その先は湖である。諏訪湖との間に植え込みも垣根もないから眺めがよい。
しかし、ここにも困った問題がある。吹きっさらしで冬は寒くて入っては居られない。ビニールハウスのような覆いが欲しくなる。係りの人に聞くと「お客さんが来なければ閉鎖する。はじめての冬なのでどうなるのか解らない。」