☆☆一年目の花作り☆☆


「花作り」と云っても荒れた他人様の休耕地に花を植え楽しもうと云うことである。菜園としては広すぎるのであるが、幸いなことにご近所の方々から球根や苗株を沢山戴くことができ、空き地をあまり作らず花を植えることができた。貰い受けた花の苗がどんな花が咲くか待ち遠しかったが、早いものは5月にぽつりぽつりと咲き始めた。秋、稲刈りの頃孔雀アスターが満開になり、眺めたり、名前を調べたりして楽しむことができた。しかし、少しやり過ぎてしまったような感じです。知らない所に移り住んで何かしようとすると思わぬ障害があるものです。

☆孔雀アスター
この花はご近所や親戚から苗株を貰いましたが、何と云う花でどんな花が咲くかも解らず、4月に苗株をばらしてポットの植え付け、150鉢くらい出来た。以前、桑畑だった所で枯れた桑株を堀取り、耕耘機で何回も掻き回してから黒マルチを敷いて植え付けた。
この休耕地には「すすき」や「ちがや」は生えていなかったが「すぎな」が密生していた。「すぎな」の地下茎は30センチ以上潜っているものがある。従って15センチぐらいしか耕せない耕耘機では切り取れない。後で耕さなかった所には「つくし」が密生し、それが枯れた時には、遠くから見て「除草剤を撒いた?」と聞かれてしまった。

この花は生長が早い。無肥料でも夏には草丈が1メートルを超えるものが出てきた。黒マルチの勢か根張りが悪く風が吹いて倒れるものが出た。支柱で支えて見たがうまくは行かなかった。
倒れて折れてしまったので刈り取った株も、秋には花が咲いた。どうも6月頃、15センチぐらいの高さで刈り取ってしまえば草丈が低い花になりそうに思えた。
この花は名前の通り直径2センチぐらいの花が揃ってびっしり咲く。雑草より背が高いので雑草が気にならない。花が終わった後始末も簡単である。刈り取って乾燥してから燃やせば良い。怖いくらい良く燃える。作りやすい花である。
苗株を4人から戴いたのでどんな花が咲くか楽しみでした。メーカーカタログに依れば5種類あるらしいが、白とピンクの2色あり、ピンクの花が咲いたものに円錐形に花をつけたものと、枝毎に丸みを帯びて花が付いたものの2種あった。庭先では丸みを帯びて花を付けのがよく、畑には円錐形に花を付けるのが似合うように思えた。

☆ジャーマンアイリス
親戚から邪魔で掘りこいだのがあるから持ちにお出でと云われ、芋を段ボール4箱分貰い受けた。花の種類は6種あると云う。とにかく手の形に伸びた芋を一芽づつにばらして土手際に植えた。この花は5月に咲くが植えたのが4月中旬であったので、花はほんの少ししか咲かなかった。
この花は通りすがりに眺める時には、花が大きくいろいろな色や模様があって見とれることもある。しかし、どうも畑で育てるのには不向きのようだ。花は1日花である。きれいに咲いても翌日にはしおれ始め、切り花には向かない。しおれた花をそのままにしておくとみすぼらしくなってしまう。
草丈が雑草と同じなので、ビーバーで草刈する時草と一緒に刈ってしまう。除草が大変だ。植えた株はそのままにして置き、手を掛けず花を楽しもうと思う。

☆カンパニュラ
この花は苗株を貰った時、どんな花が咲くのか全く解らなかった。とにかく根分けして植え付けた。すると5月の下旬にリンドウのような青紫の花が咲いた。花のカタログで調べてみると、どうやらカンパニュラの一種らしいが定かではない。別の雑誌に載っている「やつしろ草」と云う花に似ている。どちらが正しいのかは解らない。とりあえず格好のよいカンパニュラとして置こう。
草丈は50センチぐらいで根本から先まで花が付き、切り花に出来そうだ。作り易そうなのでもっと増やして見たい花である。
☆コスモス
秋になれば何処でも見られる花である。土手や空き地に咲いているのも見かける。従って簡単に育てられる花だと思い、広い休耕田に作って見た。
前の年の秋にあちらこちらで採取した種を、畝を作り6月になってから播いた。雨が少なかった勢か、蒔き方が悪かったのか思い通りに発芽しなかった。芽の出が悪い所にはまき直した。芽が出て本葉が出た頃には一斉に雑草が発芽し、コスモスは雑草に埋もれてしまう。雑草の大半はこの辺りでは「チュウナ」と呼ばれているもので、一般名は「メヒシバ」と言われる草である。休耕地とは云え、まあよく生えたもので、苗代見たいにびっしりと生えた。とても全部を取ることは出来ない。やっと生えたコスモスの近くの雑草を抜き取るとコスモスも一緒に取れてしまう。除草は慎重にやらねばならず時間が掛かる。半分ほどコスモスの周りだけ除草したが、後はそのままにしておくことにした。何度かビーバーで刈って見たが、「メヒシバ」はすぐに伸びてしまう。
夏場は雑草の方が背が高く雑草を栽培して居るみたいであったが、秋になったらコスモスの花が咲いた。この花は強い花だど実感した。しかし、コスモスは後始末に困る。なにしろ株元の太さが5センチ以上にもなるやつがある。それに倒れた奴は土に触れて居るところから根を張る。ビーバーで何とか刈り倒せたがビーバーの能力を超えている。それにその後もやっかいだ。乾燥したので燃やそうとしたが、幹や枝の太い所は乾燥するに時間が掛かるらしく燃え残ってしまった。この花は花を咲かせるのは容易であるが後始末に困る。来年は作りたくない花である。

☆ラベンダー
この花は女性に人気がある花である。花自体は見栄えはないが、何と云っても香りがいい。横浜でも庭に一株植えていた。
畑に植えるのであるから苗は数百株必要だ。お小遣いではとても買えない。挿し木して苗を作ることを考えた。まずは3月末親戚の庭に大きな株があったので、3枝ばかり根本から切り取って貰い受け挿し穂を作り挿し木した。1ヶ月ほどすると発根したので、小さなビニールポットに植え付けた。どうも数が足らないようなので、5月上旬に再度枝を貰いに行き挿し木した。ラベンダーの挿し木は非常に簡単で、枝先を6センチぐらいに切り、赤玉土に挿せば発根し、一月後には鉢上げ出来る。しかし、鉢上げした後の管理が難しい。どうした訳か四分の一は枯れてしまった。
畑はスギナがびっしり生える所なので苦土石灰を播いて耕耘機で耕し、2週間後にまた耕して、畝を作り黒マルチを敷いて植え付けた。植え付けたのが花の時期を過ぎてからだったのでほんの少ししか花が咲かなかった。秋にはほとんどが20センチを越える株に成長し、株間に稲藁を頂いて敷き詰めた。花が咲くのが楽しみである。

☆ひまわり
前の年の秋、国道153号線添いの土手に少し小さいが、ひまわり見たいな花がきれいに咲いていた。花が終わった頃種にと思い一輪引きちぎって持って帰った。花の名前は解らないが多分hまわりの一種であろう。
5月に種を播いたら30鉢ほど苗ができた。耕した休耕田に植え付けたが大分ヨトウに食われたが、9月半ば過ぎに見事に咲いてくれた。この花は枝分かれして咲くので、はなを切り取っても、どこから取ったのか解らない。何度か切り取って持ち帰り飾った。

ひまわりを栽培してみたが、困ったことが生じた。ヨトウの被害のほか一番やっかいなのが後始末である。専業農家であればカッターとか粉砕器で刈り取って粉砕してしまうのでが、にわか百姓は刈り取って乾かして燃やすしかない。しかし、太い幹は刈り取って土手に立てかけて置いてもなかなか乾燥しない。12月になってからようやく片づけることができた。