建物を建てるときには、建築工事請負代金(いわゆる、建築費)以外にも、様々な費用がかかります。資金計画を立てる際には、こうした費用のことも考えておかなければなりません。
建築に関わる費用には、下記の様なものがあります。

1.本体工事費  建物本体の工事費
2.諸 経 費  ローン費用、登録費用、各種税金、祭事費用
3.そ の 他  引越し費用、仮住まい費用、

これらのうちの諸費用については、一般的に「本体価格」の10%〜15%程度、必要と言われています。
<諸費用の内訳>
1.税金
 @印紙税
 ・ローンや売買契約書などの契約書を作成するときに貼付する印紙。
 ・印紙税の税額は契約書に記載された金額により異なりますので注意が必要です。
 ・印紙税は契約書1通ごとにかかります。
 ・尚、印紙を貼付していなかったり金額が不足していたときは、印紙税の3倍の過怠税がかかります。
  建築工事請負契約書に貼付する印紙代
   請負金額に応じて
    500万円超1,000万円以下 … 10,000円
  1,000万円超5,000万円以下 … 20.000円
  5,000万円超  1億円以下 … 60.000円
 A登録免許税
 ・建物の所有権保存登記(不動産を取得時に、その不動産が自分の所有物になったことを第三者に対して法  的に証明すること。登記は法務局で行います)にかかる税金(表示登記は非課税)。
 ・税率は登記の種類によって異なります。
  固定資産税評価額(不動産価格)×6/1000(税率)
  個人の自己居住用家屋で床面積50u以上のものについては1.5/1000
 B不動産取得税
  建物(不動産)の取得(新築)について課される税金  固定資産税評価額×4%
  住宅用家屋(賃貸用も含む)で、一戸当たりの床面積が50u(賃貸用の共同住宅は40u)以上240u以下の  ものについては、一戸当たりの税額が 次のように軽減される。
  (固定資産税評価額−1,200万円(控除額))×3%
 C消費税
  不動産業者から住宅を取得したときに建物にかかる税金。
  税額は建物の取得原価の5%。(なお土地については非課税)
2.登記費用(前述の登録免許税以外に以下の費用がかかります)
 @土地家屋調査士報酬 (表示登記)
  10万円程度〜
 A司法書士報酬 (所有権保存登記)
  2万〜数万円
  ※登録免許税の課税標準(=建物の評価額)によって異なります
3.ローン費用
 @借入契約書印紙税
  借入金額に応じて
    500万円超1,000万円以下 … 10,000円
   1,000万円超5,000万円以下 … 20,000円
   5,000万円超  1億円以下 … 60,000円
 A融資手数料
  民間の銀行等は3万円〜5万円
 B抵当権設定費用
 ・登録免許税
  借入額×4/1000(個人の自己居住用家屋で床面積50u以上のものについては1/1000)
 ・司法書士報酬
  借入金額によって異なる。1,000万円の借入の場合で、2万円〜3万円
 C保証料
 借入金額・返済期間によって異なる。概ね、借入金額の1〜2%
4.祭事費
 @地鎮祭
  5万円程度
 A上棟式
  5万円〜20万円

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