透明水彩 ラングトン水彩紙 F6号(410mm×318mm) 2010/05/19
安曇野スケッチ会の二枚目。安曇野にはスケッチロードという名前の細い道が南北に通り、
両側には、これでもかというくらい緑尽しの田園風景が広がっていました。
やはり日本の風景の魅力は、この緑だなと再認識。
東南アジアと同じ稲作地帯の緑の風
景です。
透明水彩 ラングトン水彩紙 F6号(410mm×318mm) 2010/05/19
絵画教室の仲間とともに、安曇野へスケッチ会に出かけたときの一枚目。
ちひろ美術館の庭は広大でのびのびしています。
目の前に広がる田園風景を早描きという感じで描きました。
彩色は自宅に戻ってからじっくりと行うパターンでした。
透明水彩 マーメイド水彩紙 (556mm×390mm) 2010/04/25
駒ケ根市の赤穂中割の森の風景です。東京から長野県駒ケ根市に転居した頃に、よく訪れました。
ここには、東伊那や中沢地域の山あいとは異なる田園風景が広がっています。
絵を描くための久しぶりの訪問でしたが、あらためてこの地域ののびやかな風景の美しさにうたれました。
これが絵を描き始める原点だったかも知れません。この風景を大切にしたい気持ちです。
水彩画の描き方に関しては、数年前とは異なるものを感じています。
以前は雰囲気という空気を描いてある程度終了でしたが、
今は、そこに実在している具体的なモノたちにもっと近づきたいと願っている気持ちです。
透明水彩 マーメイド水彩紙 (556mm×390mm) 2010/04/04
中国出身の王軍さんの水彩画の模写です。水彩画の中でもひときわ強い印象を与える画法だと感じます。
どんな手順や技法で描かれているのか、とても興味を惹かれました。
それにはできるだけ忠実に絵を再現させてみることが勉強になります。
自分ならこの部分はこう描くのに、元絵の方はそうしていないと、いろいろ気づきます。
自分との違いを痛感することで、表現の広さに目を開かせてくれる効果があります。
それと忍耐力が必要ですね。これほど水彩画で「赤」を使ったことはありませんでした。
透明水彩 マーメイド水彩紙 (330×310mm) 2010/03/12
以前描いたことのある駒ケ根市中沢の中曾倉というところです。
とても陽射しのきつい日でした。
手前の木の向こう側にずっと道が続いていて、その先に冬の景色が見えています。
透明水彩 セアグラン水彩紙 F8サイズ(455×380mm) 2010/02/06
すでに何枚か描いている駒ケ根市の中沢の田園風景です。
9月頃に描きかけていて、先日仕上げました。
自分も持ち味があるとすれば、シャープな線で風景の一角をスッキリと切り取ること、
と思い始めています。あまり要素を増やさない、それでいて主張したいところは
手を抜かずに描くという感じです。この調子で今年は描いていきたいと思いました。
透明水彩 フォントネー水彩紙 F6サイズ(409×318mm) 2010/01/28
休日を利用して、東伊那と中沢の中間に位置する人里はなれた集落に出かけました。
この付近の景色は自分のお気に入りで、これまでもいくどか描いています。
しかし今回は、明確に異なる点がありました。
ひとつは、真冬の景色をきちんと描こうと思ったこと。
(これまで緑の風景がテーマでした)。
ふたつ目は、水彩画を描くにあたり、初心に帰ろうと思ったことです。
じつは大きな絵に取り組むべきではないかとか、画風を変えるべきではないかなど、けっこう迷っていました。
しかし、絵の原点は「美」なのだと思い出しました。美しさが見出せなくなったとき、
画家では無くなるのだと思いました。
絵の大きさや、描き方・表現の問題に関わっている場合ではない、「美が無くなったら終わりだ」と思いました。
再出発のつもりで、余計なことを考えずに風景の呼びかけに耳を澄ませるように描いたのが、
今回の風景です。
透明水彩 WIRGMAN F6サイズ(409×318mm) 2009/11/03スケッチ、2010/01/20完了
昨年11月に、長野県北安曇郡池田町立美術館へ出かけました。
目的は、山下大五郎さんの安曇野の風景画を急に見たくなったこと、それに加えて、
お店を開業して1ヶ月余り、やっと休日が取れるようになり、家内と近場の旅をすることでした。
山下大五郎さんの絵画を目の前で見て、ああこんなにもいろいろと配慮して、
繊細に描いているのだなぁと感慨を新たにしました。風景と格闘した跡が読み取れた気持ちでした。
美術館をあとにして、外に出れば目の前は雄大な山と暮れ行く町並みの秋の風景が広がり、みごとなものでした。
絵をゆっくり描く時間もなく、30分ほど素早くスケッチして簡単な彩色を施し、写真を撮りました。
家で続きを進めましたが、なんだか完成していない思いを抱きつつ、ついに年を越してしまいました。
もう諦めの境地で、むりやり完成としてしまいます。
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