新春を迎えた南駒ヶ岳頂上の姿です。真っ白になった山頂は静かな雰囲気を感じさせます。麓に雪が少ないのを後目に、山はしっかり雪をいただき、静かな中に厳しさをたたえ、麓を見下ろしています。
麓も少し雪化粧をして、山とつり合うようになりました。何故か以上に少ない麓の雪ですが、白い世界の中で、遠くに尚更白い山がくっきりと聳える様は、なかなかのものです。夏の揚々とした山とは全く異なる、本当に静かに眠る冬の山の感じがします。
寒い冬のなかでしっかり春を待っている桜の木。その向こうにこうして南駒ヶ岳が望めます。きっと春はこの桜の花が咲く向こうに、また違った春の姿を見せてくれるでしょう。静かな中川村の丘の上からです。