概要


 長野県南部に位置する伊那谷。

 伊那市・駒ヶ根市・飯田市・そして上伊那郡(かみいなぐん)と下伊那郡(しもいなぐん)の町村から構成されている。
 伊那谷の北半分を占める上伊那地域は2市を含めて10市町村(伊那市・駒ヶ根市・高遠町・辰野町・箕輪町・飯島町・南箕輪村・中川村・長谷村・宮田村)、南半分を占める下伊那地域は1市を含めて18市町村(飯田市・松川町・高森町・阿南町・清内路村・阿智村・浪合村・平谷村・根羽村・下条村・売木村・天龍村・泰阜村・喬木村・豊丘村・大鹿村・上村・南信濃村)からなっている。

 八ケ岳の水を受けた諏訪湖から発した天竜川は日本で9番目の長さ(213キロ)を持ち、この伊那谷を北から南へゆっくりと雄大に流れている。
 それぞれの市町村においても山からの清流が大きな川を造り、天竜川へと注いでいる。しかし昭和36年には梅雨前線・台風の影響で伊那谷に記録的豪雨が降り、天竜川や支流において洪水・崖崩れなどが発生し、100人近い人名を失う大災害(三六災害)が引き起こされたりもしたのである。

 又、この伊那谷は中央アルプス(木曽山脈)・南アルプス(赤石山脈)・伊那山脈等に挟まれ、南北に中央構造線も通っており、大鹿村などではその露頭も見られる。断層の上になりたっている谷でもある。
 麓では水田・果樹園などの光景が見られ、風光明媚な土地柄でもある。
 これらの山や麓に向けて多くの人々がそれら登山・自然散策の発着基地として伊那谷を利用している。


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