ここが私のとっておきの場所、行く度に心が洗われるような場所です。こんな場所は喧噪の下界には決してありません。本当に静かな別世界です。
名前のとおり「すり鉢」状態で、東側が大崩落となって、崩れ落ちています。氷河の浸食の地形をよく表しています。
ここは、すり鉢状の一帯が高山植物・樹木でいっぱいであり、聞こえるのは鳥の声の響きと流れる風の音のみ、見えるものは空と山、多くの植物・そして晴れれば麓の飯島町や南アルプスの峰峰・・喧噪など本当に全く関係のない世界です。
本当に静かな、音が響きわたるような涼しい広い世界でもあります。
上の写真は小屋側から稜線を見上げた状態です。この撮影している20m位後方(東)はもう大崩落地帯で、伊那谷へ真っさかさまです。
右の写真は摺鉢窪カールを稜線上、カールへの分岐点から見下ろしたものです。 上の写真は下から、稜線を見あげたもの。これは稜線からカールを見下ろしたものです。 何かあまり変わらないような錯覚に陥りますが、これもカール地形のためなのか・・とも思います。
ですから、上部白く見えるところは空ではなくて、ここから先が崩落地帯となっており、この先に晴れていれば飯島町が見えるはずの部分なのです。 つまり右の写真を撮った場所は下の黄色の円で囲んである稜線上から撮影したものなのです。 |
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