デジタルカメラインターバル撮影用リモコン信号発生器の製作    kunioのHPへ戻る



  デジカメは、価格もこなれてきて機能も充実しておりカメラと言えばデジカメのこと指すように
なりました。 ただ、個人的にはインターバル撮影(一定時間間隔での撮影)機能がついている
機種がほとんどないのが、残念です。(簡単に追加出来そうなのに、ニーズがないのかな?)
 今回、インターバル撮影したいと思いたちましたが今の機種にはその機能がなく、それだけ
で買い換えるのはもったいないので、リモコンを利用してインターバル撮影する機能を追加して
みました。

1 基本仕様
  デジタルカメラ オリンパスC3000ZOOM (RM-1を使う機種なら対応可)
   リモコン(RM−1)の撮影信号を模擬し、一定間隔 シャッターを切る。
  インターバル時間 1・2・3・5・10・20・30・60分 8パターンをJ−SWで設定
  タイマ割り込みで75msの基準信号を作り、インターバル時間をカウントさせる。
  AVRは最低限のI/Oがあればいいので手持ちの2313を使用。

2 信号の解析
  以前ビクターのリモコンを作成したときの
解析器を使って、調べたがどうも信号の仕様が若干
  違うようなので、オシロ波形をデジカメで動画撮影し波形を調べました。
  
  基本的な仕様は変わらず、違うのはデータ長が4バイトとなっていることです。
 
      スタートビット+DATA(32bit)+ストップビット(1bit)  
  多分、データはLSB→MSBの順となっていると思われるが、見ためのビットの並びで表し先頭
  から左へシフトして送信する方が分かり易いので、次のように表す。
   本来のデータ値(hex) 863b01fe
   見かけ上の値(hex)  61dc807f           

3 回路
  
  見てのとおり至ってシンプル。 赤外線LEDは、カメラ受光部の近接させるのでLED電流は15mA
  程度として、トランジスタを省略。

4 
ソース
  以前のリモコンのソフトをベースに作成。
  インターバル周期は75msをタイマ割り込みでつくり、これの200カウントで15S、さらにこれの
  4倍で1分、8倍で2分というように作成。

5 完成
  
  当面1分専用なのでjmp回路作ってない。
  とりあえず、今回使いたい1分間間隔の動作は良好なので、OKと思っていたら問題発生!
  デジカメは、約3分でオートパワーオフされる。3分以上の設定はこのままでは使えない。(orz)
  対処としては、ズーム操作信号を3分弱の時間で定期的に出すしかないかな・・・(検討中)

  約1時間連続動作のテスト(デジカメ・リモコンの電池寿命など)の様子
  窓にデジカメ吸盤君で固定して撮影