赤須喜久雄・諸国行脚「奥の細道の巻」・・・・・・< その1―I >
I ・ 糸魚川 <1987年(S62)7月16日〜17日>
【 大町市の博物館、 相馬御風 ・・“都の西北、早稲田の森に” 】
大町市は、いまでは駒ヶ根市より人口が少なくなってしまった。観光が重要な産業の一つである。そこで、観光客に照準を合わせて博物館を配置している。
◎ 山岳博物館、カモシカも買っている。
◎ 塩の道博物館
◎ 酒の博物館
◎ エネルギー博物館 ニュートンのリンゴの木。メンデルのブドウの木。
◎ 温泉博物館
この5つの博物館を、有機的に結びつける努力がされていた。
駒ヶ根と同じころできた文化会館も素晴らしいもので、“劇団・四季”の稽古場が大町市にあり、初演をここでしてから全国公演に出るという。その稽古場はエネルギー博物館の近くにあった。
白馬、小谷、葛葉峠を越えて、姫川沿いに糸魚川に入る。(糸魚川駅前・泊)
早朝、街の中を散歩していたら、「相馬御風の旧宅」が新潟県史跡として保存されているではないか。道を挟んだ前の家が管理人宅で、「相馬」という名字で、“赤旗新聞”のポスターが貼ってあった。おばあさんがいたので「息子さんは共産党かね?」と聞いたら、「真っかっかだ」・・・との返事。親戚だそうだ。
相馬御風の子孫は東京にいるので管理しているという。早稲田大学の校歌・・“都の西北・・・” は、彼の作詞である。
駒ヶ根市・“菅の台”の駒が池の東のほとりに、御風の歌碑「山吹きの碑」がある。
“ 志なのなる 伊那の高原 春行くと
山吹はさけり ひとえ山布起 “ <相馬御風>
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