8、平和がみちあふれる郷土をめざして <赤須喜久雄の訴え>
赤須喜久雄・諸国行脚 奥の細道の巻 追記【2】

赤須喜久雄・諸国行脚「奥の細道の巻」・・・ 追加2、日光


【2】 日 光

「剃り捨てて 黒髪山に 衣更」・・そりすてて くろかみやまに ころもかえ 曽良

日光東照宮への参拝は何回目になるのか? “結構といえない人”がわりと多い・・・ ので、6人会の今年の目的地は「日光」である。
  草木ダム湖畔で、
富弘美術館を見学。後日、いとこの娘(東伊那火山にあるプロテスタントの愛の家の牧師)から、「星野富弘と日野原重明の対談・たった一度の人生だから」という本をいただいた。一生懸命に生きること・・彼から大いに学ぶことがある。
 
足尾銅山の跡が見えてきた。空も大地も鉱毒におかされ、川は死の川、山ははげ山、木も草も生えなくなったという。煙害で離村に追い込まれた。
  中国、朝鮮人の強制連行者は2673人で死者は多数。劣悪な労働を強いられ病気、貧困に苦しんだ・・・という。足尾銅山の跡を見ながら日光へ。「ゆば昼食」。
  さて、いよいよ東照宮である。我々の氏神様の「塩釜神社」の神主をしていた富岡宮司の息子さんが、東照宮で修行中と聞いたので、案内してもらった。昔は大名しか入れなかったという“参拝の間”で説明を聞き、お祓いを受けた。
  いつ見ても
世界遺産の“東照宮はすばらしい” ・・・豪華絢爛、贅(ぜい)をつくしている。権力者徳川が民百姓から搾り取った象徴だ。
 
日光猿軍団・・を見学し、鬼怒川温泉泊まり
  翌日、いろは坂、華厳の滝、中禅寺湖、戦場ヶ原、金精峠、志賀高原を通り帰郷。

<04年6月(平成16)>

 

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