平和のモニュメントを訪ねて(記念碑、記念物)
《第3回》 駒ヶ根市・ “平和と文化の像”
                             (平和の女神像・goddess,of,peace)


平和モニュメント>>>

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◎モニュメントのあるところ・長野県駒ヶ根市上穂栄町、文化会館となり「平和の森」

◎作者・北村 西望 1884年〜1987年、102才で没。長崎県島原半島の南有馬町生まれ、戦後は平和や自由を多く主題とする。長崎平和公園の「原爆平和祈念像」が有名。武蔵野市の都立・井の頭自然公園の彫刻館に多くの作品陳列。また、島原城の天守閣のとなりに北村西望記念館があり、室内はもとより庭には織田信長像をはじめ何体もの作品がところせましとおかれている。

◎1989年7月1日(H元)建立。1963年制作、像の正式名称は “平和の女神” 

☆たずねる人・・・Aちゃん
 像は、右手をななめ下に、左手を斜め上にまっすぐにあげ、腕に2羽の小鳥がとまっている。凛とした女神像である。長崎の平和祈念像と相通ずるものがある。 
長崎の平和公園、平和祈念像、原爆資料館、爆心地などを今までに5回訪ねましたが、シンボルの平和祈念像の力強さに引かれ、作者である北村西望に憧憬(あこがれ)を持ちました。
 長崎市のとなり香焼町を訪ねた機会に、島原市の西望記念館で“平和の女神像”をはじめて拝見し、感銘をうけました。その後、「駒ヶ根市の平和のシンボルにこの像を」と市長に何回も提案し実現しました。なずけて“駒ヶ根市・平和と文化の像”。
中央アルプスをバックに立つこの像は、世界平和を実現する“女神”です。
・すぐとなりの駒ヶ根市文化会館のロビーをガラス越しに見ると、ベートーベンの第9「よろこびのうた」の一節がハトによって曲がつけられている。
まさに、格調高い“平和と文化”・・・・・それにふさわしい地域社会と世界を・・・と決意するにふさわしい状景である。