=血と汗と涙の話= 昭和48年(1973)に連載されたものです。
<駒ヶ根新聞東伊那版・日本共産党東伊那支部発行>
《こたつを囲んでお茶を飲みながら、これから話を聞くところです。
猫もそのひとりです。あなたもこの座布団へどうぞ。》
<駒ケ根の夜明けシリーズ NO2> 赤須喜久雄著
《 水五訓 》
1、自ら活動して働かしむるは水なり
1、常に己の進路を求めて止まざるは水なり
1、障害にあい激しくその勢力を百倍し得るは水なり
1、自から潔くして他の汚れを洗い、清濁合わせ容るる量あるは水なり
1、洋々として大洋を充たし、発しては蒸気となり、雲となり、雨となり、雪と変じ、霧と化し、
凍っては玲々たる鏡となり、しかもその性を失わざるは水なり
<水五訓は、建設省中部地建天竜川上流工事事務所長室に掲げてありました>
《目次》
1、上井と下井
・当時の日本と世界の動き
・高遠藩の希望・政治力でおしきる
・古きをたずねて新しきを知る
@興津騒動(一揆)
A明治2年入野谷郷・中沢郷の百姓一揆
2、嘉永時代の村々
・上井・下井のできる以前のようす
・上井・下井ができてからの5ヶ村
3、上井建設苦労話譚(はなし)
4、不発に終わった湯沢計画
・「湯沢計画」と源氏原、八幡原、釜取原、善込の開田
・上戸・中条の田用水
5、維持管理今昔
・分離金一円也とやぶはらじょうばんの74年
6、水利権と「八ヶ議定書」
・水利権
・八ヶ議定所
・上井・下井いまむかしに関連する
@土地所有権
A新水利権
B地下水の権利
7、東伊那における第二次水革命の展望
・生産と日常生活の生命線
・第二次水革命
8、おわりに
◎寄稿「観光開発と水利権」林百郎法律事務所 弁護士 木島日出夫
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